「Hello! インディー」超能力犯罪捜査チームの活躍を描いた『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』

超能力を使って事件の真相を暴く『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』が配信されました。

本作の舞台は、1960年代のイギリス。この世界にはさまざまな物理法則を捻じ曲げる物質「マナ」が蔓延し、その影響で超能力を使える人間が各地に出現していました。なかでもロンドンは、世界一超能力者が住む街となり、人口の10分の1を占めるまでに増加。その後、超能力者による犯罪の凶悪化と複雑化が進み、国は超能力者で構成された捜査機関「マナ現象管理局」を設立。この物語は、元刑事の主人公「ノートリック」が、マナ現象管理局のロンドン支部に赴任するところから始まります。

ノートリックは超能力者ではないものの、高い推理力を買われてマナ現象管理局にスカウトされ、赴任することに。

レッドフィンズは、触った物を通して、過去にそこで起こった出来事や発生した音などを読み取る超能力を持つ。

テナは、事情聴取の相手がウソをついたり興奮したときに起こる異常な心拍を読み取ることが可能。心拍数を記録し、陳述内容と比較することで、会話だけではわからない隠しごとを見つけ出すことができる。

ブリアンは、床に残された人の足跡や手で触れた跡、物が置かれた跡などを、緑色の「痕跡写真」として記録できる超能力をもつ。

事件の真相に迫るために重要なのが現場での調査です。その際に役立つのが、管理局の仲間が持つ超能力。

たとえばブリアンの力を使うと、目には見えない足跡や、物を置いた痕跡が緑色に光って可視化することが可能です。さらに、その痕跡が残された時間まで割り出すことができるので、犯行現場にいつ・誰が訪れたかがわかります。

ほかにも、レッドフィンズの超能力を使うと、殺人現場にあるモノの「記憶」を読み取ることが可能です。たとえば、カーペットを触ると熱い何かをこぼされた記憶があったり、本棚を触ると長期間誰にも触られていないという記憶があったりします。
モノの記憶から、何がどのように使われていたかがわかるので、凶器やトリックを見つけ出すときに役立ちます。

これらのほかに、容疑者と質疑応答をおこなう事情聴取も、真実を導き出すためには必要不可欠。テナの能力を使えば、容疑者の「陳述書」に記録された異常心拍からウソを見破ることができます。

容疑者は超能力者ばかりですが、そのなかから真犯人を探し出すには、地道な調査による資料集めと、資料同士を関連付けて矛盾を見つけ出すことが必要不可欠です。そして犯人が超能力をどのように使って被害者を死に追いやったのかを、ぜひ想像し、推理してみてください。

本作は超能力を駆使した殺人のトリックはもちろん、危険人物として管理されながら生きている、超能力者たちが織りなす人間ドラマも魅力のひとつです。一般の人間であるノートリックが、マナ現象管理局の仲間の能力者たちとどう向き合っていくのかを、ぜひ見届けてください。
なお、本作では新たに、声優陣による日本語の音声に加え、短編スピンオフ作品である『Staffer Reborn』も収録していますので、この世界をよりじっくりと味わうことができます。

それではみなさん、よいインディーライフを！