
血族にはどういった特徴があるのでしょうか?
本作の主人公を「血族」とした意味はいくつかあり、その1つがアクションです。
血族は、特別な血の力によって人間を超える力を得た一族であるということで、そのアクションは、我々の過去作と比べても、より超人的で、大胆なものになっています。
かなりの高さまで跳べる大ジャンプや、空中を蹴り、駆けるような動きなど、
基本アクションについても、ダイナミックでストレスの少ないものになっていますし、
血族たちの使う武器、そして特別な技の数々についても、想像の幅が大きいものになっていると思います。
また、血族云々とは直接的な関連はありませんが、銃器が普通に存在する世界観であり、
すべてのキャラクターに、何らかの離れた場所への攻撃手段が用意されていることも、
我々の過去作と比べ、本作の特徴になるかと思います。
こうしたアクション要素は、本作でぜひ楽しんで欲しい要素のひとつですね。
先ほど「キャラクターたち」と複数を指すような表現がありましたが、プレイヤーは何種類かのキャラクターの中からプレイキャラクターを選ぶのでしょうか。
はい。本作には複数のキャラクターが存在し、その中から適宜操作キャラクターを選択することになります。
それぞれのキャラクターは、名前のある固有の存在で、全部で10を大きく超える数が用意されます。
キャラクターデザインや使用する武器など、個性的なものも多いと思いますので、気に入ってもらえると嬉しいですね。
またプレイヤーは、それぞれのキャラクターをある程度カスタマイズすることもできるので、自分だけのキャラクターを作り上げていく楽しみもあると思います。

ゲームサイクルについてもう少し詳しく教えてください。
本作には、いわゆる「拠点」にあたる場所があります。
ここで操作キャラクターを選択し、あるいはカスタマイズしてから、オンラインマルチプレイに参加する流れになります。
オンラインマルチプレイについては、参加するプレイヤーは最大で8人です。
ここで、最終的に勝利するか、あるいは敗北するかという結果を迎えたら「拠点」に戻ってきます。
その時、最終的に勝利していないケースを含めて、何らかの報酬を得ている可能性が高く、それを利用して再びキャラクターをカスタマイズして……、というサイクルになります。
オンラインマルチプレイの勝利条件は、基本的に唯一人の生き残りですが、状況によりこれが変化することもあります。
特定の強大なボスを協力して倒すことが勝利条件になることもありますし、より特殊な状況も起こり得ます。
勝利条件の部分に、PvPだけではなく、PvEの部分が入ってくるという形なんですね。
そうですね。敵というか、ボスにフォーカスした勝利条件も存在します。
あまり例のないルールだと思いますので、非常に魅力的ですね。
そう言ってもらえると嬉しいです。
PvPであれPvEであれ、プレイを続けていく中で学習し、成長する楽しみというのは、しっかりとあるように考えています。
なので、PvEのボスについては、しっかりと手応えと達成感のあるものを用意するつもりです。
しっかりとプレイヤー自身が、戦いの中で上達していく楽しさもあるんですね。
はい。一方で、本作ではストイックになりすぎない遊びの要素も重視しています。
ひとつは、直接戦闘だけではない、立ち回りの重視です。
本作では、勝利点の概念を導入しており、最終的な勝敗はそれで決まります。
勝利点を得るために、直接戦闘はもちろん大きな意味を持ちますが、それだけではなく、直接戦闘によらず勝利点を得ることも可能です。
なので、例えば直接戦闘はできるだけ避けて漁夫の利を狙う、といった戦略で挑むこともできるわけです。
また、各自が召喚できるパートナー的な存在も用意しておりますので、
戦い方、勝ち方の自由度は、かなり高くなっていると思います。

もうひとつは、繰り返しプレイを単調にしないための変化要素です。
例えば、本作にはイベントと呼ばれる要素があります。
それは、ゲーム全体に影響を及ぼす特別な要素で、特定の敵が登場したり、追加のミッションやボーナスが発生したりします。
空に浮かぶ巨大な黒い石の顔のようなものがトレーラーに映っていたかと思いますが、あれの登場も特別なイベントのひとつです。
あれが現れることで、環境とゲームに影響を及ぼし、また報酬なども変化するわけです。
戦いを捧げるべき対象が、あれに変わってしまうというか。
なお、イベントはずっと起こり続けるものではなく、
繰り返しプレイの適度な刺激になれば、と思っています。
対人戦が苦手な人でも楽しめる作りになっていそうですね。
そうですね。私自身も、あまり対人戦が得意なほうではないのですが、
そうした方でも楽しめるゲームにしたいと思っています。
本作は「始まりの血」を得るという、全体的な勝利以外にも、
個人的な目標が存在し、それを達成することの報酬も別途ある、という作りですので、
そういった意味でも、楽しんで頂きやすいものになっているかと思います。